コンサルタントコラム
Voice 95 良い組織作りは朝の笑顔と挨拶、一言の誉め言葉から
「組織の活性化や人材育成」でお悩みになる経営者や経営幹部の皆さんから、どうすれば「メンバーのやる気・活力が高まり、好業績を上げる組織を作ることができるのか?」とご相談をいただきます。
「チームビルディング・評価制度・目標管理制度 ・オフサイト研修・各種褒賞制度等々」様々な方法をすでに取り組んできているが、コロナがきっかけとなり在宅ワークの日常化が進みメンバーと顔を合わせることが少なくなった環境下故のお悩みと理解できます。
そんな時に私がいつも申し上げることですが「いつの時代も組織の礎となるのは人と人との信頼関係であり、それが高ければ高いほどつながりも強く、環境に柔軟に対応していける組織ができます。」と申し上げています。
では、どのようなことが組織に根付くとそのような強い組織ができるのでしょうか?
私は「個々人が明るい笑顔と元気な挨拶を毎日仲間に向かって一人一人アイコンタクトを意識して「おはようございます!」を実行することです」といつも申し上げます。
では、どうしたら個々人がいつもそんな素敵な笑顔と元気な挨拶ができるようになるのでしょうか?
これはまさに個々人の日々努力の積み重ねです。毎日オフィスフロアに入る前に1分間トイレに立ち寄って鏡の前で「スマイルトレーニング」を行うのです。
これが習慣化できればたった30秒で最高の笑顔を作り上げることができます。このように「笑顔とあいさつ」の交流のある組織では必ず率直な前向きな意見が飛び交うようになり、必然的に業績も好転します。
「笑顔は人のためならず」、まさに自分から率先してそのような「笑顔と元気」を振りまくことにより、同様の笑顔とあいさつが何倍にもなって帰ってくるのです。これは、今後、働き方がどのように変わっていっても不変な効能だと思います。オンラインミーティングの活用がどんどん増えていく状況では、尚更、このような姿勢が高く評価されることと信じています。
今日からあなたも「朝のスマイルトレーニングと大きな口を開ける」練習をしてみてください。数か月後には正に人生が劇的に変わる瞬間を実感できると思います。もう一つは相手をよく見て、少しの変化でも良くなったこと、本人が成果を出すために真剣に取り組んできたことを「一言で褒めること」だと思います。
もちろん根拠のない誉め言葉では人は動機付けられませんし、やる気にもなりません。「誉めるも他人のためならず」です。この二つの日常的な行動の延長上にウエルビーイングな社会が存在するのだと信じています。