コンサルタントコラム
Voice 15 千日の修行を鍛といい、万日の修行を練という
「千日の修行を鍛といい、万日の修行を練という」
中国の荘子の言葉であり、日本では宮本武蔵が五輪書の中で語った言葉です。
千日=3年、万日=30年とするならば、私も来春ビジネスマンとして30周年を迎え、今の人材紹介の世界では10年を迎えます。
「鍛」「錬」の考え方からすれば、ビジネスマンとしては一つの区切りではありますが、ヘッドハンターとしてはまだまだ修行中という感じでしょうか。
世の中の景気をリードするのは間違いなく「経営者の気概」であり、その気概に少しでもお役に立つために、私は今の仕事をしています。
私の仕事は、経営者のお悩みを解決していただくために「人材紹介と新規事業の立ち上げ支援(インキュベーション)」を担わせていただくことです。
まだまだ経営者の方々のお悩みを解消していただくにははなはだ力不足ではありますが、毎日の活動の中で、数多くの経営者の方々や新規事業推進責任者の方々のお悩みをお聞きし、一方で、転職を通して本来の自分の力量を発揮したいとの思いの強い方々と向き合い、一緒に考え、悩み、行動することによって、貴重な経験をさせていただいています。
現在私は53歳ですので、あと20年今の仕事を続けて30年の鍛錬を終え、「プロのインキュベーター」という称号を手に入れたいと思っています。
人生の主役が自分であるために、自分で納得して「何」になるための鍛錬を積んでいくのか?人それぞれ、その人の人生ですので、他人に評価される前にまずは「自分で自分の人生に胸を張れるもの」でありたいと思います。
私は人(経営者も転職を前向きに考える人々も)が生き生きと輝けるためのご支援をすることが、自分らしい生き方だと納得しています。
お互いに一度しかない人生ですので、この時間を充実させることこそ重要なのではないかと思ってやみません。