library

ライブラリ-
TOP ライブラリー コンサルタントコラム Voice 29 いい仕事の為の日課

コンサルタントコラム

Voice 29 いい仕事の為の日課

毎日決められた時間にオフィスに通い、多くの人と会い、話をし、少しでも早いスピードで対応し、期待されていた以上の提案をして、約束以上の結果を出す。

こんな事を常に心掛け、毎日を送っている人は多いと思う。

最近読んだ本、「天才たちの日課」~クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々~

は、過去400年にさかのぼり、歴史に名を遺した天才・偉人たちが普段何時に起きて、何を食べ、嗜好品は何で、どんなスタイルで創作活動をしていたか、161人もの偉人たちのありふれた日常が書かれた、人の創作活動の為の日常を覗く様な本であった。

最高の仕事をするために偉人たちは何を行っていたか?天才と言われるような人も、その偉業とかけ離れ、昼過ぎに起き、ダラダラと時間を過ごしていることが意外にも多い。皆それぞれ極端な朝型、夜型、特定の場所や、飲みながらなどでしか仕事をしない、など様々だ。

現代人のITを駆使し、常に時間に追われながら、価値の競争のような日々から見ると、何とも緩やかな日常のようにも見える。 もっとも生きている時代も職業も違うが、そんな日常の中でそれぞれの偉業を成し遂げたクリエイティブの源泉はどこから生まれるのか?

天才、偉人たちには仕事をする上での儀式のような習慣、型の様なものがあること、良い仕事をするために、皆日々葛藤していた。 現代人と同じように規律正しい習慣を重視して、創作活動のために「先延ばし」と戦い規則正しい生活を送ろうと自ら努力している天才もいたことを知り、とても親近感が湧いた。

自分にとって、良い仕事をするためのこだわり、習慣は何だろうか?

最高の仕事をするために、向き合う姿勢、信念を持って今日1日を過ごそう。

ディレクター
高田 亘