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コンサルタントコラム

Voice 36 M&Aと転職

企業の成長戦力の手段として、M&Aが重要な手段としてとりあげられるようになってきました。私たちがクライアントから依頼される求人の中にも、M&A経験者を求める経営企画などの企業ニーズが増えてきました。

そのような中、気になるのが在籍企業に資本交代があったからということで、即転職を考える候補者の方も増えてきたことです。

変化のはげしい現在のビジネス社会において資本交代は当たり前の時代になってきました。取締役などの経営陣であれば別ですが、そのことだけで転職をするというのはいかがなのでしょうか?

もしかしたら今の株主より会社にとって良い変化があるかもしれませんし、場合によってはポジションや評価も変わるかもしれません。すべてをネガティブに捉える必要はないように感じます。

また次の転職先でもM&Aが起こることもありえると思います。自分が出資して起業しない以上、株主が誰かも大事ですが、自分のポジションやミッション、仲間がもっと大事なのではないでしょうか?

新しい経営陣が何をやるのかをじっくり見てからでも、転職するのは遅くないと思いますし、貴重な経験になるかもしれません。ご一考を。

取締役 エグゼクティブコンサルタント
渡辺 浩