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コンサルタントコラム

Voice 71 何を得るための転職にされたいですか?

タイトルは、インタビューの際に必ずお聞きする最も大事な質問の一つです。

自分の希望を100%満たす案件に出逢うことは大変稀有な中、『何を手に入れるための転職にするか』
という優先順位を転職活動の初期段階に決めることはとても大切なことだと思っています。

なぜならば、
・決断の際に自分の背中を押してくれる武器になる
・そのステージを選んだ理由を入社後も振り返り、その後に活かすことができる
と思うからです。

ちなみに、細かく言うと色々とあるのですが、大きくまとめると、
・ 職種・業務内容(規模感・管掌範囲含む)・求められること
・ 条件(年収・ポジション・ワークライフバランス等)
・ 理念・経営者との相性
・ 会社・業界
・ 一緒に働く仲間
等をあげていただくことが多くあります。

※実は一番多いのは「やりがい」と言われるケースなのですが、その際には、もう一段深堀りして、
「やりがい」を感じるのは何が満たされている時かをお考えになると、ご自身の志向の理解も深まると思います。

また、年収等のように定量的もしくはわかりやすく判断できるものではなく、定性的な項目を選ばれた方には、「希望に近いか(合致しているか)というのはどのように確認しようとお考えですか?」
とお聞きをするようにしているのですが、仮に具体的ではない場合は、「(ネット等で情報を集めるのは当然として)それが確認できると思う質問を予め考えて、質疑応答の際に確認されること」をお勧めしています(質問の仕方・確認する相手は大事!)。

(例えば、「人を大切にする会社」に行きたいと考えた際に、「ご自身が思う」そのような会社か否かを判断できそうな情報を聞くための質問を準備して臨むこと)

多くの方にとって、転職の際に悩ましいと感じられるのは、「優先順位付け」と「入社してみないとわからない」ということではないかと思います。

● 何を手に入れるための転職にするか?
● そのためのステージか否かをより把握するためには?

を予め定め、準備することにより、入社後に齟齬が少なく、ここまでお読みいただいた皆さんが、より一層充実したキャリアが築けますことを心より祈念しています。

※ キャリアの話は、一人で考えるよりも、対話形式の方が思考を深めることができますので、キャリア相談をご希望の経営幹部の方は、お気軽にお声かけください。

コンサルタント
抜田 誠司